冬の防災
~寝具に関するQ&A~
冬を想定した防災についての疑問点を
まとめてみました。
冬を想定した防災についての疑問点をまとめてみました。
冬の防災はどんなものが必要なんだろう?寝具は必要なのか?
冬物になると荷物はかさばりそうですが、どの季節でも対応できる防災グッズを揃えておくといつ災害が起きても安心ですよね。
これから準備される方やすでに準備されている方も是非参考にしてみてください。
寝具選びについて
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Q1. 避難所にはどのような寝具を持っていくのが最適?
A.
防寒性が高く、持ち運びしやすい寝具がおすすめです。
災害時に、普段お使いの布団一式を持ち運ぶのは難しいので、コンパクトに収納できる寝袋が最適でしょう。
冬には、寒さ対策としてインナーシュラフ(寝袋の中に入れて使う薄い毛布)を用意しておくと安心ですよ。
また、キャンプ用のコンパクトに収納できるマットを持って行った方が安心です。【170cmのスタッフがBears Rock封筒型-15℃の寝袋を持ったイメージ】
冬場の避難所で過ごすことになると、限界温度が-15℃程度の寝袋があれば安心です。具体的に言えば、28℃~0℃の温度域で薄着で寝袋に入っても快適に眠れる寝袋です。
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Q2. 寝袋を選ぶポイントは?
A.
保温性や収納性、素材などを考慮して選びましょう。
封筒型は、布団のように広々としていて寝返りをするなど動きやすく、マミー型は、密着度が高いため保温性に優れています。保温性について:冬の災害にも備え、限界温度が-15℃(1万円前後)の寝袋がおすすめです。28℃~0℃の温度域で薄着で寝袋に入っても快適に眠れる寝袋です。
収納性について:避難時は荷物が多くなるため、コンパクトに収納できるものがおすすめです。
素材について:寝袋の中綿には化繊か羽毛が使われます。ご家庭やコインランドリーで気軽に洗濯ができてお手入れのしやすい化繊がおすすめです。封筒型は、ファスナーでフルオープンにできるものもあり、夏には敷布団として使用することもできます。
【Bears Rock封筒型-15℃の寝袋を広げて使用したイメージ】 モデル身長:約170㎝
【Bears Rock封筒型-15℃の寝袋を広げて使用したイメージ】 モデル身長:約170㎝
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Q3. 寝袋は家族全員分必要か?
A.
寝袋は家族全員の数を用意しておくのが理想的でしょう。
小さなお子さまがいらっしゃる場合は、人数分持って出るのが難しい場合もあるかと思いますので、2人でも入れるワイドサイズを用意されておいてもいいかなと思います。 小さなお子さまと2人で入るには、幅が90cm程度の封筒型-15℃キングの寝袋もあります。(6歳くらいまで一緒に寝られたという声もあります。) -
Q4. 購入後、寝袋の保管方法は?
A.
いざという時にすぐ使えるよう、定期的に干すなどの手入れを行い清潔な状態を保ちましょう。また、湿気によってカビが生えないように、使用後は陰干しをして完全に乾燥させてから収納しましょう。年に一度は寝袋を取り出して、汚れや破損がないか確認するとより安心ですよ。
◆洗濯の方法は、以下に詳しく掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
ゴリラキャンプ部コンテンツ【寝袋(シュラフ)をコインランドリーの洗濯機で洗うと!?】(外部リンクに飛びます。) -
Q5. 寝袋の保管場所はどこ?
A.
持ち出しリュックなどと一緒に保管することをおすすめします。一箇所に集めておくと、いざという時に慌てずに持ち出すことができますよ。
避難所の寝具事情
※お住いの市町村によって備蓄している物資は異なりますが、今回は広島市を例としております。
是非この機会にお住いの市町村での備蓄倉庫の中身を調べてみてください。
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Q1. 避難場所にはどのような寝具が用意されているの?
A.
例えば、広島市では避難所となっている小学校や施設などに防災備蓄倉庫を置いていて、毛布や保温シート、非常用アルミシート寝袋型が用意されているようです。
備蓄物資一覧(PDFファイル) (外部リンクに飛びます。)より詳しい情報を見たい方は、以下をご参照ください。
広島市ホームページ内防災情報サイト(外部リンクに飛びます。) -
Q2. 避難所に寝具を持っていく必要はない?
A.
備蓄として毛布などが用意されております。例として広島市では、それぞれの避難所に200人もしくは500人分の備蓄数量の目安があり、200人に対して備蓄毛布は150枚、500人に対しては280枚となっています。目安通りの避難者が来た場合、すぐに行き渡るということはなさそうです。
備蓄物資一覧(PDFファイル) (外部リンクに飛びます。)
備蓄倉庫を整備している指定避難所(PDFファイル) (外部リンクに飛びます。)
備蓄数量は自治体により異なりますが、自分で用意して持参した方が安心ですよ。 -
Q3. 避難所になる体育館や教室、廊下の床が固くても寝袋があれば寝られるの?
A.
固い床の上で寝てしまうと腰なども痛くなり熟睡することができないので、手荷物は多くなりますが、空気を入れて膨らませて使うインフレータブルマットなどがあれば安心です。マットの持ち運びやすさを考えて厚さ3cm程度のマットがあれば安心です。
【Bears Rockインフレータブルマット3㎝と封筒型-15℃寝袋で寝ているイメージ】
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Q4. 避難所での寝具を使用する場合に気を付けることは?
A.
他の避難者と譲り合って使用することも想定されます。それが嫌な方や気になる方は自分で自分の分を用意していればそういった不安もありません。
冬の防災に必要なもの
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Q1. 冬に災害があった場合、まず気を付けることは?
A.
寒い屋外や暖房のない屋内に長時間いる場合は、体温が低下し低体温症になる危険性があるため防寒着をしっかり着込みましょう。また、保温効果があるアルミシートがあれば体に巻いたり床に敷いたりと寒さ対策に活用できそうです。
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Q2. 避難するために防寒対策として通常の持っていくものは何?
A.
防寒着、毛布、カイロ、手袋、マフラー、ネックウォーマー、マスクなどを用意して寒さをしのぎましょう。 また、床が冷たいので屋内でもはけるスリッパがあれば安心です。
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Q3. 冬は特に避難所で風邪や感染症が流行りそうだけどどうしたらいいの?
A.
換気があまりできず、隣の人との距離も近いことが多いため、感染症にかからないためにマスクや消毒液など感染症予防ができるものを持っていくことをおすすめします。
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Q4. カイロや電気毛布は実際役立つの?
A.
カイロは、電気を使用しなくても発熱しコストパフォーマンスも良く手軽に購入できるので、多めに準備しておくといいですね。 電気毛布など電気を使用する暖房グッズは、電気が使用できない可能性があるので向いていません。
その他の防災について
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Q1. ライフラインが止まっていたら、避難所に行く方がいいの?それとも家で待機していた方がいい?
A.
家の破損がなく、近くに山や川など二次災害が起きそうな場所がなければ家で待機をしていても大丈夫な場合もあることもあります。ただし、状況は変わりますので、ラジオ、テレビ、インターネットなどで常にその地域の最新情報を得るようにしてください。
家で待機する場合に備え、家族全員が何日か生活できるように、食料や飲料などを備蓄しておくと安心です。 また、水や電気が使用できない可能性もあるので、ポータブルトイレや発電機、蓄電池などがあればより安心です。 -
Q2. 避難所に行けず車内で寝ることになった場合、気を付けることは?
A.
雪が降る地域では、エンジンをつけたまま眠れないので、寝袋、カイロを用意しておくと安心です。その他の地域でも、寝袋とインナーシュラフを用意すると安心して眠ることができるでしょう。
Bears Rockオンラインストアにて以下の防災セット商品も販売しているので参考にしてください。【防災セットを背負ったイメージ】 モデル身長:約170㎝