災コラム

防災士や編集スタッフによる
お役立ちコラムや皆様の体験談など

Bears Rockの「防災への思い」

2022/05/12

防災を意識し始めたのはいつからだったか、ふと考えてみると生まれ育った家のそばに、土砂崩れによって半壊した納屋があったことを思い出しました。自然の力の大きさや怖さをずっと身近で感じていたので、無意識のうちに防災の大切さを考えていたのだと思います。
近年、全国的に地震、台風、豪雨、豪雪等、様々な災害が起きています。身近なところだと2014年の広島県土砂災害、2018年の西日本豪雨災害と弊社のスタッフの中にも実際に被災した者もおり、本当に災害はいつ何時だれにでも起こるのだと再確認しました。
そういった経験から防災への思いが高まり、私たちに何かできることはないか、困っている誰かの役に立てないだろうかと考えるようになり、今回このサイトを立ち上げました。

アウトドアメーカーと防災ってそんなに関係があるの?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
キャンプで使用する道具を考えてみると、テントや寝袋、マット、ランタン、調理器具、どれも災害時にも役に立つものばかりです。普段はキャンプなどで楽しく使用し、災害時にも役に立つ、キャンプ用品はレジャーにも防災にも使える一石二鳥の道具なのです。
実際に大地震の際には、余震がいつ起こるかわからないので、屋内ではなくテントや車中で寝泊まりをした方も多かったようです。

では、アウトドア用品ならどんなものでもいいかというとそういうわけではありません。
例えばダウンの寝袋は軽くて温かいのですが、高温・多湿の環境に弱く耐久性に欠けるため災害時の使用や防災用品としての長期保管には向きません。アウトドア用品のなかにも防災用品としての向き不向きがあります。
弊社は製品の企画、設計、製造まですべてを自社で管理しております。商品開発のコンセプトとして掲げているのが「使う人目線での製品づくり」です。初めての方でも使いやすく分かりやすい、使う人に寄り添った製品づくりを心がけています。そのため防災に向いている、防災に特化した製品づくりが可能なのです。
弊社の寝袋は耐久性の高い化学繊維を使用しており、使い心地と扱いやすさを両立しています。実際に私も5年ほど前から防災用として寝袋を車に常時積みっぱなしにしていますが、大きな劣化も無く使用できています。キャンピングマットは幅広い種類を製造しておりますので、用途にあったものをお選びいただけます。テントも避難時に立てやすく、風雨に強い設計で、室内でも兼用で使用できるようポール用ゴムキャップを付属するというような工夫を施し、防災に役立つ製品づくりに励んでいます。

このように細部までこだわりを持って製品を企画しておりますので、自信を持って弊社の製品をお勧めできます。今後もさらに防災向きの製品を企画し、販売していきたいと思います。
また、防災に役立つ製品だけでなく、防災の知識や避難先での対応などの情報を外部専門家と一緒に検討し、提案していきたいと考えております。

いつ何時だれにでも起こりうる災害…
そんなとき皆様に寄り添える、手助けができる存在になれればとてもうれしく思います。