災コラム

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冬の節電プログラムに参加してお得な節電を!
防災に役立つ節電方法もご紹介

2022/11/25

ガソリン・電気・ガス代などが軒並み値上げとなるばかりか、食品などほとんどの生活必需品が値上げとなり、家計に大打撃を与えています。

そんな中で節電をすると、ポイントがもらえるサービスがあるのをご存じでしょうか?

「ディマンド・リスポンス」と呼ばれる、電力の需要状況に応じたタイムリーな節電要請のことで、各電力会社が「冬の節電プログラム」として提供しています。

今回は、節電プログラムに参加してお得な節電をする方法と、防災に役立つ節電方法も解説します。

電力会社による「冬の節電プログラム」は参加するべき!

電力会社による「冬の節電プログラム」

出典:経済産業省資源エネルギー庁
https://setsuden.go.jp/


まずは電力会社による「冬の節電プログラム」について、分かりやすく解説しましょう。

これは各電力会社がおこなう節電プログラムに参加すると、特典として家庭など低圧契約の場合は2,000円相当のデジタルギフトやポイントがもらえるキャンペーンです。

さらに節電に成功すると、プラス1,000円相当のデジタルギフトやポイントがもらえる仕組みとなっています。

ただし特典を受けるには、契約している電力会社の節電プログラムに参加することが条件となり、単純に契約しているだけではもらえないので、各電力会社の公式サイトから参加することが重要です。

「冬の節電プログラム」が実施される背景

「冬の節電プログラム」が実施されるには、現在の国内における圧倒的な電力不足が背景にあります。この数か月でおそらくみなさんの家庭でも、驚くほど電気代が上っているはずです。

2022年の夏に、東京電力管内で国内ではじめてとなる「需給ひっ迫注意報」が発令されました。これは、電力需給がひっ迫する可能性を事前に幅広く周知することで、節電を呼びかけるものです。

現在日本では原子力発電所の停止に加えて、カーボンニュートラルを目標とした火力発電所が停止もしくは廃止されています。その結果、これら全ての発電所が稼働していた時の電力供給が、できない状況に陥っているのです。

そして、この冬も気温が過去10年間で最も低下した場合は、多くの地域で電力の予備率が安定供給の目安となる3%を下回る見込みとなっています。

その際には、東京電力管内だけでなく各地の電力会社によって「需給ひっ迫注意報」が発令されることが予想されます。

これを防ぐために国が「節電プログラム促進事業」として、取り組むこととなったのです。

節電プログラムの詳細について!参加することが重要ポイント

ではここで、節電プログラムの詳細について見ておきましょう。先ほどもお伝えしているとおり、この節電プログラムは電力会社と契約しているだけでは特典がもらえません。

従って各電力会社の節電プログラムに「参加」することが重要ポイントになってきます。

特典種類 特典内容条件
参加特典2,000円相当のデジタルギフトやポイント 参加するだけでもれなくもらえる!
節電達成特典1,000円相当のデジタルギフトやポイント 節電成功が条件

基本的にはこのようになっていますが、各電力会社によって特典がデジタルギフトであったり、専用ポイントであったりと異なっています。

また節電に成功した際の特典も、最低1,000円相当であるのはどの電力会社でも同じですが、上乗せ分は電力会社によってかなり差があるようです。

中国電力の冬の節電プログラムは特典が凄い!

出典:中国電力
https://www.energia-support.com/campaign/2022savingenergy/index.html

経済産業省資源エネルギー庁の公式サイトによると、2022年11月1日現在で50を超える企業が、節電プログラムの参加特典を受け付けています。

大手の電力会社から新電力会社まで100を超える企業が節電プログラムに参加していますが、その中でも、中国電力では凄い特典が用意されていました。

中国電力の冬の節電プログラムの詳細をご紹介

では実際にどのように凄い特典となっているのか、ここで詳細をご紹介しておきましょう。

項目特典条件
参加特典2,000円相当申し込み者全員
節電達成特典1,000円相当を達成月ごと3%以上の節電を達成した方全員
抽選特典・30,000円相当:20名 
・5,000円相当:200名 
・1,000円相当:2,000名
3%以上の節電達成者の中から抽選
(重複当選はありません)

このように、最大で33,000円相当のデジタルギフトがもらえます。

特典のデジタルギフト一覧

気になるデジタルギフトですが、中国電力では次のデジタルギフトから好きなギフト券を選べます。

  • Amazonギフト券
  • Apple Gift Card
  • Google Play ギフトコード
  • 吉野家デジタルギフト
  • デジタルKFCカード
  • タリーズデジタルギフト
  • 西松屋チェーンデジタルギフト
  • すかいらーくデジタルご優待券
  • 図書カードNEXTネットギフト

冬の節電プログラム参加詳細

中国電力の冬の節電プログラム参加詳細を、カンタンに紹介しておきます。詳しくは中国電力の公式サイト「冬の節電プログラム」でご確認ください。

項目内容
申し込み期間2022年11月1日(火)~2022年12月31日(土)
節電実施期間2022年12月1日(木)~2023年3月31日(金)
申し込み方法専用WEBフォームからのお申し込み 
特典の進呈時期・参加特典:2023年1月末まで
・節電達成特典:節電達成された月の翌々月目途(予定)
・抽選特典:2023年5月目途

無理のない有効な節電方法を解説

他の電力会社と契約している方でも「節電キャンペーン」に登録すれば、必ず2,000円相当の特典がもらえて、節電に成功すれば1,000円相当の特典がもらえます。

節電により電気料金を抑えて、さらに3,000円相当の特典がもらえるなら、頑張って節電する気持ちが湧いてきます。

しかし、身体の健康を損なうような過度な節電をしたのでは意味がありません。そこで、無理なく有効に節電できる方法を、ここで解説しましょう。

エアコンの設定温度は20℃にする

暖房時のエアコンの設定温度を1℃下げると、約10%の消費電力抑えることが可能です。

冬場のエアコン使用では25℃前後の設定温度にする家庭が多いですが、快適な設定温度は20℃であるといわれています。

また、30分~1時間程度の外出では、エアコンはつけっぱなしの方が効率的であり、入り切りを繰り返すより電気代は安くなります。

エアコンでなくガスファンヒーター・石油ファンヒーターを使用する

ガスファンヒーターも石油ファンヒーターも電気を使用しますが、エアコンほどの消費電力は必要ありません。
また、ガス代や灯油代が必要ですが、この冬の電気代と比較すると電気代の方が高くなる可能性があります。


ガスファンヒーターや石油ファンヒーターがあるなら、エアコンよりも節電に期待できます。

部屋の中でもネックウォーマーとレッグウォーマーを着用する

寒さを感じにくくするには、足元と首元を温めるのが有効です。部屋の中でもネックウォーマーとレッグウォーマーを着用すれば、エアコンを低めの設定温度にしても快適に過ごすことができます。

使っていない電気は消す

使っていない部屋の電気をつけっぱなしにするのは、節電の大敵です。使わない部屋や机の上の照明など、使う必要のない電気はこまめに消すとこが重要です。

使用しない電化製品はコンセントから抜いて待機電力をなくす

たとえばゲーム機のコンセントや、パソコンの電源アダプター、プリンター、電気ケトルなど、家庭内で頻繁に使用しない電化製品のコンセントは抜いておくと、待機電力をなくすことができるので節電につながります。

たこ足配線をなくす

待機電力をなくすには、まずはたこ足配線をなくすことが先決です。ひとつのタップに、いくつもの分岐タップを取り付けて多くのコンセントを挿していると、どのコンセントがどの電化製品だったか分からなくなります。

すると、抜くのが面倒になり、そのままコンセントを差しっぱなしになってしまうことがありませんか?

たこ足配線は漏電の原因となるばかりか待機電力を多くする要因になるので、すぐになくすことをおすすめします。

IHコンロではやかんや鍋は水気を拭き取ってから利用する

IHコンロで料理する際にやかんや鍋を洗ってすぐに、水滴がついたままコンロにセットすると余分な電力が必要となってしまいます。

IHコンロで利用する際は水滴を拭き取ってから利用すれば、電力量が少なくなるので節電につながります。

IHコンロでの鍋料理は必ずフタをする

IHコンロで鍋料理をする際には、必ずフタをして熱するようにします。たとえば、カレーを煮込むときでも鍋にフタをして煮込めば短時間で煮込むことができますが、フタなしだと時間がかかるだけでなく蒸発する水分量が多くなるので、量が少なくなってしまいます。

フタなしだとエネルギーロスとなるのです。

オール電化のお風呂ではフタを閉めて続けて入る

オール電化のお風呂では、バスタブのお湯の温度をできるだけキープすることが節電につながります。

なので、バスタブのフタは確実に閉めて温度が下がらない工夫が必要ですし、家族が時間を空けることなく続けて入ることも、お湯を保温する時間が少なくなるので節電につながります。

多少の掃除はホウキでおこなう

家庭内の掃除は、掃除機でおこなうものだと思っていませんか?たとえば、玄関フロアのホコリやテーブル下に落ちた食べカスなど、ピンポイントで掃除が必要な時はホウキが有効です。

家のなか全てを掃除するなら掃除機が便利ですが、ピンポイントの掃除ならホウキを利用すると、便利なだけでなく節電になります。

白熱球をLEDに替える

最近ではLEDの価格も安くなっていて、100円ショップでは330円(税込)などで電球型のLEDを購入できます。

安く購入できるようになったとはいえ費用がかかるので、敢えて替えることはありませんが、交換のタイミングならLEDにした方が節電効果は高くなります。

防災で役立つ節電方法は「おうちキャンプ」

炭火で食事を作っている様子

節電に最も有効となるのは、当たり前ですが電気を使わないことであり、その状況を作り出せるのが「おうちキャンプ」なのです。

キャンプといってもテントを使ったりするのでなく、電気を使わない時間を過ごすことを意味しています。それでは、おうちキャンプの具体的な過ごし方を解説しましょう。

ベランダでバーベキュー・あかりはランタンのみ

ベランダでバーベキューを楽しんでいる様子

我が家では実際に、1か月に1度はベランダでバーベキューをしています。あかりは330円(税込)で購入した乾電池式のランタンで、コンロは瀬戸物でできた卓上のコンロです

約2時間~3時間は家中の照明もテレビも使わないので、その分は節電になっているはずです。

節電と備蓄を意識していれば防災にも役立つ

災害時には我が家は自宅避難することを決めているので、備蓄品のローリングストックでの消費も兼ねて「おうちキャンプ」をおこなっています。

寒くなれば、カセットコンロで鍋キャンプをする予定で、この時の鍋用のスープや麺類は備蓄品です。

このように、節電と備蓄を意識して工夫すれば節電効果もあり、楽しくローリングストックで消費することができて、いざという時にいつでも食事ができるようになります。何事も慣れておかないと、確実に実行できないので「おうちキャンプ」は、節電にも防災にも有効ですよ。

まとめ

今回は、この冬におこなわれる電力会社の「節電プログラム」と、無理なく節電する方法を解説してきました

また、我が家でおこなっている節電と備蓄対策である「おうちキャンプ」も紹介しました。

節電には必要以上に電気を使わないことが、有効な対策になってきます。記事内で紹介した節電方法を実行するだけでも、意外に多くの電力消費を抑えることが可能です。

また、契約している電力会社が提供する「節電プログラム」は、参加申し込みをしないと対象とならないので要注意です。

参加するだけで必ず2,000円相当の特典が得られるので、見逃し厳禁ですよ。

栗栖 成之

1963年広島県呉市生まれ。現在は兵庫県に在住し、1995年阪神淡路大震災を経験。
2014年からWEBライターを開始して、執筆した記事は3,000以上。
2017年に防災士を取得し、現在防災関連の記事も多数執筆中!